全自動で生ゴミを水溶液と炭酸ガスなどに分解する「消滅化方式」
業務用生ゴミ処理機「POITO」
生ゴミは「処理」から「消滅」へ
フードロス、廃棄問題、食品リサイクル法が叫ばれている中、食品残渣が大量に発生する企業にとっては大きな企業課題となっています。 ほとんどの企業は、産廃業者に約30〜45円/kgで処理委託をしており、「廃棄コスト」それに伴う「CO2発生」には常に頭を悩ませております。今回、ご紹介します「ポイト」は特殊な納豆菌を用いて、食品残渣を100%排水可能な水に分解させる生ごみ処理機です。
年間2,000万トンを越える生ゴミの発生は、もはや国、行政だけに任せて処理できる量を上回っており、生ゴミの減量は排出者・企業・法人・一般家庭・個人の別なく、強く突きつけられた社会の要請です。
また、地球資源の開発、ゴミによる環境破壊が人類の未来へ大きな影を落としている今、生ゴミは業者に任せてそれで解決するという時代は終わりを告げつつあります。
・運搬業社の収集トラックの稼働削減
・二酸化炭素排出量の削減
・ゴミ廃棄物に使用されている貴重な土地の確保・有効活用
・空気汚染の削減
・土壌汚染の削減
・排水の生態系への回帰
・ゴミ収集コストの削減
・全体的な運営コストの削減
・ゴミ保管・現場内収集に使用される備品コストや労働コストの削減
・従業員の効率・持続率アップ
・利益向上
生ゴミを自社内で処理する法人様向けの業務用の大型生ゴミ処理機となります。
飲食店・食品小売店・食品加工工場・ホテル・社員食堂・給食や病院食の加工時などの残渣を敷地内で処理することが可能となり、企業の環境への貢献及び、社会的貢献、廃棄コストの削減と食品関連事業者に必要な設備となっています。
処理能力は、概ね24時間以内に50kg~500kgまで。生ゴミの量に合わせた製品を受注生産にて販売します。
生ゴミの処理方法は、消滅型と呼ばれる分類に入り、生ゴミを投入すれば、後は全自動で生ゴミを水溶液と炭酸ガスなどに分解する「消滅化方式」を採用しています。
【生ゴミ処理方式の比較】処理方法は、以下の3方式となります。
生ゴミを加温、攪拌しながら微生物が分解しやすい状態にし、生成品を堆肥としてリサイクルする方式
・リサイクルの代表的な方式。
・生成品は品質に難があり、すぐに利用できないという問題がある。
・堆肥化にはランニングコストがかかる。
・悪臭、腐敗などの衛生面も万全とはいえない。
生ゴミを蒸し焼き状態にして炭化させてしまう方式
・減量化率が高く、長期保存に耐えられるというメリットがあるが、再利用の実績がなく、どう処理するかが問題。
・炭化が不完全な場合、生成品を農地に使うと根腐れ等の障害が起こる。
・導入するには、焼却炉とみなされるので法的な規制をクリアしなければならない。
生ゴミを攪拌しながら微生物による分解で、大部分を水と炭酸ガスに分解して消滅させてしまう方式
・取り扱いが極めて簡単。
・堆肥化方式のような生成物の収拾・保管・運搬といった維持管理が不要。
・機械の小型化ができる。
POITOはこちらに分類されます。
堆肥化方式や炭化方式、いずれも問題が多く、製造をやめる業者が続出しました。
現在では、この消滅化方式の生ゴミ処理機が、代表的な製品として認知され始めています。
【誰でも使える!POITO の8つの特長】
1 | 残留物が気にならない! | 分解処理後に残るのは、そのまま流せる水溶液のみ。(一部貝殻、牛骨豚骨などを除く) |
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2 | ニオイも気にならない! | 微生物が理想的に活動するため、臭気はほとんど発生しません。(100%完全分解可能) |
3 | 連続でゴミを投入できる! | 分解処理のスピードが速いため、次々と生ゴミを投入できます。 |
4 | 騒音が少ない静音設計! | 運転時の音は家庭用の洗濯機以下!ほとんど音が発生しません。 |
5 | 水切り不要の手間いらず! | 水気の多い生ゴミも水切りせず、そのまま排水処理が可能。 |
6 | 場所をとらない省スペース設計! | 空きスペースをそのまま有効活用できる、コンパクトな設計です。 |
7 | 高い耐久性の総ステンレス製! | 内外装とも錆に強いステンレス製。清潔さと美しさをいつまでも保ちます。 |
8 | 大幅なコストダウンを実現! | CO2排出が、廃棄焼却と比べ97%削減できる(廃棄業者委託コストを20〜60%へ削減) |
肉・野菜・魚介類(貝殻を除く)・果物・ご飯・パンなど人が食べられるもの
繊維質の多いもの・根菜類・タケノコの皮・玉ねぎの皮など
貝殻類・牛豚の骨・金属・プラスチック・陶器・ビニール・ガラス・多量の油など
【ゼロエミッションを達成する消滅型】
※ゼロエミッション・・・環境を汚染したり、気候を混乱させる廃棄物を排出しない仕組みなどのこと
投入された生ゴミは微生物による分解を促進するために、散水しながら攪拌されます。
バイオ製剤、BC材(ポロプロピレンとセラミックボール)のチカラで、生ゴミの分解が高速に進みます。
処理が終わって最後に残るのは、そのまま下水道や浄化槽に流すことのできる水溶液だけです。
2015年の日本国内のCO2排出量は12億2700万トンに達し、国民一人当たり9.66トン/年になります。
※国立環境研究所(2017年4月14日発表)
生ゴミ1kgを焼却処分するとCO2が1,295g排出されます。
※処理場までの運搬に係わるものと焼却に必要な燃料費から算出されています
1日500kgの生ゴミをPOITOで処理した場合、CO2は年間229トンの削減となります。
【機種毎のCO2削減量】
など、審査の厳しい企業様への実績も豊富で、大変ご満足いただいております。